研究者よ 成果を事業化せよ! ホリエモンは積極的に「投資したい」

イノベーションを起こすNEXT WORLDに向かって乗り越えるべき障壁は。堀江貴文、山海嘉之、小笠原治によるトークセッション。

山下祐司| Photo by Yuji Yamashita

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DMM.make AKIBAを中心とした「通信大学」を開校か?

つくば
「DMM.make AKIBAには大学で使えた設備をもとめて人が来る」 小笠原氏
【写真:山下祐司】

 トークセッションは最終的にイノベーションを起こす環境の話に。

 世界中の工場を組み合わせて使い、小量でも製品を生み出せる環境は整った。

「いったん作って試して、いけそうなら今度は製造のプロセスに入ればいい。そのサイクルができる時代」と山海氏は言う。

 小笠原氏のABBALabなどが資金を出して投資フェイズで最も初期のプロトタイプを対象に15億円のファンドをつくり、資金提供をはじめた。

 堀江氏が知識も経験も豊富な大学の研究者と、民間企業とのマッチングの溝を埋めるための大学院のようなオンラインサロンを構想中と打ち明けると、小笠原氏が初期投資に5億円をかけ、最先端のハードウェア開発機材と検査機器をそろえたDMM.make AKIBAを中心にした通信制大学の開講を準備していると話し始めた。

「学費でDMM.make AKIBAの設備を全部使えるように進めている」と小笠原氏は語る。

 すると堀江氏がすかさず「カジュアルに使えるロケットエンジンの実験場はない」とアピールし「宇宙科学科やります」と手をあげた。

 小笠原氏は「本気で相談します」答え、2人の素早い「意思決定」を見せつけてトークセッションは終了した。

取材・文 山下 祐司

【了】

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