こいつは本気で恐いぞ! お台場でVR体験!

10月中旬まで東京・お台場・ダイバーシティで開催中の『VR ZONE Project i Can』。そのコンテンツがすごい! ということで行ってきた。

川口友万| Photo by Tomokazu Kawaguchi

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桐嶋由梨、板切れの上で絶叫

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『VR ZONE Project i Can』に到着。
同行した桐嶋由梨はミステリーアナリスト。AbemaTV FRESH!にて2016年5月1日より毎週土曜日24時30分~「週刊異端派ミステリーバスターズ」無料放送中。書道8段(!)
【写真:川口友万(以下同)】

「ヤダ、ヤダヤダヤダ!」

 ヘッドマウントディスプレイ=HMDを付けたミステリーアナリスト&アイドルの桐嶋由梨が絶叫している。それを見ている私は「?」だ。板が床に置いてあるだけである。その上でギャーギャーと何を騒いでいるのか。

 ようやく板の一番端につくと、恐る恐るしゃがみ込み、置いてあったぬいぐるみを取り上げる。意味が分からないので、桐嶋の視界である映像をモニターで見ると、なるほど猫か。猫を助けに行くんだ。

 現在、体験できるコンテンツは7種類。コンテンツという言い方も何だかなあとは思うが、呼び名がない。従来のゲームとはあまりに違う。次世代のゲームというより遊園地の新しいアトラクションといった感じだが、会場は遊園地ではなくゲームセンターに近い。

 コンテンツのひとつ、『高所恐怖SHOM』は高さ200mに渡された板を歩き、猫を助けて戻ってくる5分ほどのコンテンツだ。横で見ていても、何が恐いのか、全然わからない。床に置いた板の上を往復する、その何が恐いのか。

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『高所恐怖SHOW』は板の上を歩くだけなのだが、高さ200mの映像を前に、誰もが足をすくませる

 HMDを外した桐嶋由梨が戻ってきた。

「こわかったあ!」

そうなの? 案外とスイスイ歩いていたじゃないか。

「行かないとみたいな感じになって。スゴイ、スゴイ、超汗をかいていますもの」

 体験してみないとわからないな。これは? 『アーガイルシフト』。ロボットに乗るのか。やってみよう。

 支払いはICカードにチャージした電子マネーで行う。『アーガイルシフト』はロボットに乗って戦う、7分間のコンテンツで、700円(バナコインという単位に切り替えて使う。700円は651バナコイン)だ。

 椅子に座り、HMDとヘッドフォンを付ける。頭の動きに合わせて、照準が動き、天井から床までCGが作り込んである。アニメに出てくるロボットのコクピットそのものだ。

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スキーの疑似体験ができるコンテンツも。ご丁寧に、顔に向かって風が吹き出し、異様なリアリティを感じる

「ご主人様、大丈夫ですか?」

 だ、誰だ、お前は! いきなりビキニ姿の女の子が現われ、しゃべりかけてくる。萌えである。萌えのCGでしかないのだが、この立体感はヤバい。

 絵なのに、どっかのおっさんが書いた絵なのに! 見てしまう! 胸の谷間を見てしまう! 手を伸ばすとそこにはスカッと何もなく、マヌケである!

 戦闘シーンは迫力だった。銃を撃つと反動がちゃんと伝わり、おじさん、夢中になってしまった。ゲームの中に取り込まれてしまったようだ。

「どうでした?」

 ヤバい、超ヤバい。萌え、恐るべし。

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