こいつは本気で恐いぞ! お台場でVR体験!

10月中旬まで東京・お台場・ダイバーシティで開催中の『VR ZONE Project i Can』。そのコンテンツがすごい! ということで行ってきた。

川口友万| Photo by Tomokazu Kawaguchi

スポンサーリンク

恐いにもほどがある! VRのお化け屋敷に失禁しそう

VR
冗談のように怖かった『脱出病棟Ω』。正直、途中でHMDを外したくなったほど恐い、グロい。すごいな、今どきのCGは!

『脱出病棟Ω』は、車いすに乗ったまま、殺人鬼がうろつく病院の中をさまようコンテンツだ。

「悲鳴が隣りの洋服屋さんまで響くんですよ」

 とスタッフの人は言うが、ただ並んだ椅子に腰かけているだけで、何がそんなに悲鳴なんだ。大げさな。

 2人で協力して迷路を抜けなきゃいけないそうなので、桐嶋由梨と一緒にHMDをかぶると……なんじゃこりゃ! リアルバイオハザード? アンブレラ社? いやむしろ映画のソウ? グロい、汚い、気持ち悪い……なんか来た!

 ノコギリ持った、包帯グルグルのが襲ってきたのだ。めっちゃ怖い。怖いどころか、バカか、こんな怖いもの、誰が作った! ナムコか! ふざけんな、趣味が悪すぎる!

 泣きそうである。明らかにCGで明らかに作り物なのに、なんでこんなに怖いんだ。血が飛び散ったら、無意識に体が避けてしまう。こんなのさあ、悲鳴ぐらい、上げます。私は大声で、

「出てくんな、こっちくんな、あっち行け! やめろ、ショッカー!」

 いい迷惑。すいません、お洋服屋さん。

 最後に脱出するためのクイズができず、哀れ電ノコの餌食に。絵だってわかっているのに、腹が切られて臓物が飛び散るのは、何とも気分が悪かった。あ~恐かった。

 VRが来ると言われ、今年はVR元年なんて言い方もされるが、来るも何も、これは経験してしまったら後には戻れない。ある種の中毒性がある。脳から何か出るのだ。危険な体験でハイになるというか。

VR
『マックスボルテージ』では、なんと自分が歌手になり、バーチャルなコンサートを体験できる! カラオケの次世代進化形だ

 要予約制である。公式ページから申し込んでいただきたい。面白さは保証する。やってみないとわからない、やったらもう戻れない。VRワールドは想像を超えて、脳をかき回すのだ。

●VR ZONE Project i Can

実施期間
2016年4月15日(金)~10月中旬

営業時間
10:00 ~ 21:00

住所
東京都江東区青海 1-1-10ダイバーシティ東京プラザ3F
VR ZONE Project i Can

取材・文 川口 友万

【了】

1 2
俳句

PAGE TOP ↑