海で買い物? ゴーグルを付けてモノを売る・買う未来
ファッション分野向けVRショッピングプラットフォーム「STYLY」を使うと、ヘッドセットを装着してショップにアクセス、オンラインで購入できるようになるという。
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海の上に浮いた状態で服を購入したのは、デモとはいえ初めての体験だった。
ファッションに関わる企業がトレードする国内最大級の展示会、JFWインターナショナル・ファッション・フェア(2016年4月26日~28日)で、Psychic VR LabがVRショッピングプラットフォーム「STYLY」のコンセプトデモを行った。
ヘッドセットをかぶると、目の前には、実物のようにリアルに再現された服が浮かんでいる。
視点を下に移すと海上にいて、空を泳ぐイルカの群れが目の前を通過していった。
向こうに見えるのはクジラだろうか?作り込まれた壮大な映像だ。
首を振るとカーソルが動く。ん?「BUY」と表示されているようだが……?
「お買い上げ、ありがとうございます(笑)」
スタッフに声をかけられた。映像を見回しているうちに「BUY」をクリックしたようだ。
……い、いくらですか?
商品の選択や購入などは、ヘッドセットと別途設置したモーションセンサーが、頭の動きを検知して行う。
手の動きをセンシングし、ディスプレイに触れずにスワイプなどの操作ができる、リープモーションの導入も検討しているそうだ。
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