“女の子と機械の最強コラボ”JulieWataiの世界観が炸裂する新作写真集
JulieWatai(ジュリワタイ)の新写真集「トーキョー・フューチャー・クラシック」(DU BOOKS)が2月5日に発売され話題を呼んでいる
スポンサーリンク見た目とはウラハラ。ジュリは電子工作に長けたギーク女子
キャラクターを演出する衣装は、メイド服やゴシックロリータなど、どれもかわいい。
コラボレーターがいる場合もあるが、基本的に自分で用意し加工もしているそうだ。
「表紙の写真では、ロボットのラピロを抱えた『ラピロガール』というキャンペーンガールをイメージしています。
近未来的な雰囲気を出すため、エナメル素材のレオタードの袖周りとボディに七色に光るテープを貼り、パニエをコーディネートしています。萌え要素として縞パンツを履いているんですよ」
キュートな見た目とは裏腹に、ジュリさんはガジェット好きで、電子工作に長けたギーク女子としても知られていて、作品のCG加工も手掛けている。
「グリッチ(コンピューターのバグ画面のような画像にする)加工と、フォトコラージュを組み合わせるのが今のスタイルです。
私は『ピュアグリッチ』という、写真の画像データを壊して書き換える作業をしています。
データをぐちゃぐちゃにするので、どんなものが出てくるかは見てみないとわかりません。
いいグリッチが出てくるかどうかは偶然なんです」
【Juliwatai『トー キョー・フューチャー・クラシック』出版イベント開催】
日程:3月4日(金)19:30~
場所:HMV&BOOKS TOKYO 6Fイベントステージ
スペシャルゲスト共に、写真集制作秘話など、様々なトークを聞けるイベント。サイン会あり。また、HMV&BOOKS TOKYOで購入したお客様のみ、Julie特製のステッカーをプレゼント。
[お問い合わせ]HMV&BOOKS TOKYO 03-5784-3270(11:00‐23:00)
公式HP:http://juliewatai.jp/
【撮影:石水典子】
SF映画のような背景のCGによって、キャラクターのイメージがさらに膨らみ、世界観に引きこまれる。
写真集の表紙に使ったグリッチは、とくに感覚的に上手くいった作品なのだそうだ。
ギークな話題に詳しいジュリさんに、最近気になっているガジェットについて聞くと、『Gatebox』と即答された。
2016年1月発表されたに萌えキャラクターと過ごせるホログラムコミュニケーションロボットである。
「鏡の反射で見せるものは今まであったんですが、囲まれているところじゃないと実現できなかったんです。
もし空中に投影する技術が出てきたら、スマホの会話もホログラムで出てきたり、一気に通信手段も変わるんじゃないかな」
生き生きと話すジュリさんに、気が付けば2時間も聞き入ってしまっていた。
取材・文 石水 典子
【了】