躍動する昭和の中小企業スタイル!“明和電機”大展覧会、上海初上陸中!
海外でも数多くのパフォーマンスを行ってきた明和電機が今回中国初上陸!「MaywaDenki NONSENSE MACHINE」の魅力に迫る。
スポンサーリンク初日のライブパフォーマンスも無事終了
土佐信道氏プロデュースのアートユニット、明和電機の展覧会「MaywaDenki NONSENSE MACHINE」が上海にて開催中だ。
昭和の中小企業を模した独特のスタイルで知られる明和電機。
作品を「製品」、スタッフは「役員」や「工員」、ライブパフォーマンスのことは「製品デモンストレーション」と呼び、“ナンセンスマシーン”と名付けたユニークな作品を発表し続けている。
活動歴は20年以上。展覧会やライブ、講演など、多岐に渡って活動している。
今回の展覧会は過去22年間で制作された全てのナンセンスマシーンが運び込まれ、明和電機の社史史上過去最大級の展覧会となった。
会場となる明 当代美术馆(以下MCAM)は、工場をリノベーションした新しいタイプの美術館で、町工場のイメージで活動する彼らにはうってつけ。
「明和電機を中国に紹介したい」とMCAM側からじきじきのオファーが来たという。
展覧会初日の1月23日(土)はマイナス7度を記録。今年上海は20年ぶりの寒波が到来した。
この日、工員さん4人を率いて土佐社長は「松コース」のライブパフォーマンスを披露した(ライブに出演する演者によって、松・竹・梅コースと変わる)。
土佐社長自ら歌い、ナンセンスマシーンを演奏するライブは、外国人にも目に見て分かりやすい。
日本語と中国語を織り交ぜ、会場にあわせた選曲で行われたライブパフォーマンスは、外の冷気を感じさせないほどの熱気だった。
さらに〈魚器(NAKI)シリーズ〉〈ツクバシリーズ〉〈EDELWEISS(エーデルワイス)シリーズ〉〈ボイスメカニクスシリーズ〉の4つのラインで展開している一点ものの芸術作品、国内外合わせて約12万個売り上げた、大ヒットした楽器トイ「オタマトーン」など大量生産するマスプロダクトなど、これらが遠い中国で一堂に見られるのだ。
新製品もある。土佐社長、工員さんは搬入・設営のために中国入りした後もぎりぎりまで、制作していた。