【食べる科学実験】非常用米をコーラやポカリでご飯にしてみた

熊本の地震に、他人事ではないと備蓄を始めた人も多いだろう。非常時、水で戻せるアルファ米をコーヒーなどで戻す報告があったので、やってみた。

川口友万| Photo by Tomokazu Kawaguchi|シリーズ:食べる科学実験

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地震だ! 非常食にはアルファ米

 地震は怖い。311の時に本当にそう思った。4月14日の熊本の地震では死者も多く、日本のどこでいつ大地震が起きてもおかしくないと改めて思った。

 地震に備え、最低3日分の水・食料は用意しておくようにと政府広報では言われている。備蓄用として、とても便利なものがある。アルファ米だ。

 お米を乾燥させたもので、お湯でも水でも元のお米に戻る。

米
アマゾンでポチッとして買ったアルファ米。10袋でワンセット。1袋300円ぐらい
【写真:川口友万(以下同)】

米
お湯を入れたら15分。水なら1時間待つ

米
ご飯ができたわよ~

米
意外にも普通のご飯で、ツッコミどころナシ

 
 使い方は簡単だ。パックを開けて、中の線まで160㏄のお湯または水を注ぎ、元に戻るのを待つだけ。さすがに3分で、とはいかないが、お湯なら15分、水なら1時間でご飯ができる。

 実際、お湯で戻してみたら、完全にご飯。炊きたて。正直、ご飯モドキができるんだろうとナメていたのだが、全然普通である。卵かけごはんにしたら、素敵な朝ごはんになった。

 水ではどうか? 冷水を入れて1時間放置する。うん、冷やご飯。1時間たったら冷やご飯。冷やご飯とは言ったものの、常温なので、食べるのに問題はない。

 災害時もだが、キャンプでご飯を炊き損じた時のバックアップやバーベキューの時など重宝する機会は多いだろう。

 だから水とアルファ米、それに缶詰でもあれば、災害時でもそれなりにご飯が食べられる。しかし往々にして、そういう時に限って水がなかったりもするわけだ。

 日本災害食学会顧問・甲南女子大学名誉教授の奥田和子先生は、災害時に真水がない、あるいは備蓄容量を最小限にするために、水以外の飲料でアルファ米を戻したらどうなるかを実験した。

「私たちは、普段から食事の時にお茶を飲み、コーヒーを飲み、野菜ジュースを飲むなど、さまざまなものから水分を摂っています。

「水分」と聞いて、水のペットボトルと決めつけないで、さまざまな『飲み物』を備蓄することを考えてほしい」(同氏・リスク対策.com「『1日3L』水の常識は非常識!?」から転載)

 水ではなく、栄養のある飲みものでアルファ米を戻せば、ご飯と飲み物が一度に取れるので、緊急時には良いのではないか? という提案である。

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