【『決してマネしないでください。』完結記念インタビュー】 最終回 女性はあなたが対象外でもランチには行ってくれるから(全3回)
あまりの情報密度に圧倒される『決してマネしないでください。』(講談社)。異様にIQの高いマンガの作者に話を聞く最終回。
スポンサーリンク高学歴になればなるほど女性がいなくなる!
「マンガに描きましたけど、高学歴になればなるほどモテると思って一生懸命勉強したのに、高学歴になればなるほど女性がいなくなるという、この名言を吐いた人は東大の学生でしたね」
泣けますね。墓碑に彫りたいですね。
「時々、『女心を教えてください』という話が出るんです。私は性別差より個人差を重要視したいタイプですし、価値観の押し付けはいかがなものかと思っているので、若干ナンセンスではあるのですが、ご要望があるので私なりに解説を試みています。
みなさん理論的な人たちなので、説明すれば通じるんですよ。なので『決して…』でも女性の思考回路はどういうものなのか、説明するところをところどころ作っています。デートはランチで行けって話もそうですね」
理系のための恋愛マニュアルにもなっていたのか。デートはランチから、と。
「もっと気楽に誘えばいい」
ですよねえ。
「女性はあなたが対象外でもランチには行ってくれるから」
あまりうれしくない結論でしたね。
「あとゾンビちゃんのネイルはガンプラですってやつですね」
ガンプラ。たしかにマスターグレードなネイルありますよね。
「なんで女性はネイルをするの、あれ、怖いじゃん? という。男性にはまったくウケないんですが、女性は大好きな人が多い。
ネイルはしない方がモテるよって話なんですが、違うんですよ、ネイルはガンプラなんですよ。したいからするんですよ。すればするほどモテなくなることはわかっているんですよ」
モテないってわかってるんだ。
「ガンダムは作らずにはいられない、爪は塗らずにはいられない。そういうものなんです。塗ったら楽しい。自分の目に入る中にキラキラしてキレイなものがあるとうれしいんですよ。ガンプラがパソコンの前にあるとうれしいのと一緒なんです!」
蛇蔵先生が言うと説得力あるな。
「女性の行動原理が、男性にモテると思ってやっていると思う方が時々いらっしゃいますが、それは勘違いです」
……えっ? いや何でもないです。