何年つきあったら、離婚のない幸せな結婚がつかめるの? 交際のベストな期間とは
恋愛初期のカップルにみられる脳の活性化が、判断能力の低下をまねくことがわかってきた。離婚をさけたいなら、この時期の決断は「我慢」するべきだ!?
スポンサーリンク「恋は盲目」交際初期は脳がシャットダウン
恋愛初期のカップルは考えられないほど激しくイチャイチャすることもある。このときに中脳にある腹側被蓋野が活性化することが最近の研究からわかってきた。
米・インディアナ大学の生物人類学者、ヘレン・フィッシャー博士は「この領域は活力と欲求、執着、意欲に関わる。進化的にみると、もっとも古くから発達してきた領域で、“快楽”と密接に関係する部分でもある」と説明する。
Loveについて多角的な研究を進め、この実験を行った研究者だ。
「新しい愛情を持つと活性化する領域がある一方、進化的に後に発達してきた高い知能を生み出す、前頭前野の意思決定や計画性に関連する領域がシャットダウンしてしまいます」
このように腹側被蓋野を活性化させる愛情が、論理的で合理的な意思決定の邪魔をする。だからこそ、カップルはすぐに結婚を決断せず、時間を伸ばしたほうがいい。なぜなら、あなたの新しい愛情に、脳をならすのに時間が必要だからだ。
時間をかければ、本当にマッチした相手なのかみえてくる。「結婚までに2年ほど待てるなら、離婚しない幸せな結婚生活になる可能性は高まるでしょう」と博士は語る。
【次ページ】「こんなはずじゃなかった!」に、ならないために
1 2