何年つきあったら、離婚のない幸せな結婚がつかめるの? 交際のベストな期間とは

恋愛初期のカップルにみられる脳の活性化が、判断能力の低下をまねくことがわかってきた。離婚をさけたいなら、この時期の決断は「我慢」するべきだ!?

山下祐司| Photo by Getty Images

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「こんなはずじゃなかった!」に、ならないために

結婚
相手を深く理解するまで辛抱
【写真:Getty Images】

 最近、米国では結婚は恐れられるイベントになってしまった。「まだ結婚していない一緒に住んでカップルにその理由を聞いたところ、67%が離婚を恐れていると答えた」とフィッシャー博士は新しい知識を提供するWebサイトBig Thinkで話している。

 その理由は離婚するときの法律や金銭、経済的な問題だけでなく、離婚によって生じる個人的かつ社会的な影響を恐れているとのこと。

 実は、離婚の恐れは悪いことばかりではない。結婚にとってよい影響を与える。なぜなら、お互いをもっとよく知ろうとして結婚前に時間を費やすようになるからだ。

「相手が何者であるか深く理解できるように時間をかけて、ゆっくりと愛情を育むと意思決定に関わる脳の領域が新しい状況に適応できる。

 その人がクリスマスであなたの両親をどのように扱うか、あなたの友達とどう接するか、お金の扱いや意見が衝突したときにどんな態度をとるかなどなど知るべきだと思う」

 博士が少なくとも2年間は待てと提案するのは、パートナーの態度や行動を生活の中で見極めてことを勧めるからだ。

 1年というサイクルをパートナーと2回繰り返して過ごすことが、未来をはかるものさしになる。

 フィッシャー博士は語る。
「したいときに結婚すべきだと思いますが、脳の特徴を踏まえると私なら少なくとも2年は待ちますね」

 
取材・文 Jessica Orwig

翻訳・校正 山下祐司

【了】

(※)本記事はINDEPENDENT紙との独占契約により、記事全文を翻訳しております。

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