メジャーリーグの勝敗を数学で予測 日本人選手の活躍で残念な試算を覆せ!!
メジャーリーグが開幕したばかりだが、ポストシーズンでも日本人選手の活躍がみたい!! でも、ニュージャージー工科大学の准教授がはじき出した予測によると……?
スポンサーリンクメジャーリーグベースボール(MLB)の開幕戦がスタートし、全162試合にわたる長いシーズンの幕があがった。
ヤンキース・田中将大は開幕投手を務め2失点で勝敗はつかず。レッドソックス・上原浩治、田沢純一も開幕戦に登板し、それぞれインディアンズ打線を0点に抑える活躍を見せた。
4打数0安打だったマリーンズの青木宣親は奮起するはずだ。レンジャース・ダルビッシュの復帰も見込まれ、ムネリンこと川崎宗則もマイナー契約でカブスに残り、日本人選手の奮闘に今年も期待がふくらむ。
開幕をむかえた今は、どのチームが優勝するか予想に花が咲く時期でもある。数学を使ったモデルで各チームの勝敗を計算しているのが、ニュージャージー工科大学のビュキエ・ブルース准教授。
1997年にマルコフ連鎖という統計学的な方法がベースボールに利用できると発表し、このモデルに適した打順なら勝利数が増えるなどと報告した。
その後も、完全試合に関する研究や、最も価値のある選手を選ぶ客観的な方法を発表している。このモデルをベースにしたビュキエ・ブルース准教授の19回目の予測が3月30日に公表された。
ビュキエ・ブルース准教授のモデルを使った計算では、アメリカンリーグの各地区を勝ち抜くのはブルージェイズ、インディアンズ、アストロズ。ナショナルリーグの各地区はメッツ、ドジャース、カブスが制すると予測。
MLBでは各地区で勝利したチームはリーグ優勝を争うディビジョンシリーズに自動的に進む。そして、残ったチームのうち勝率の高い2チームが争い、勝ったほうがディビジョンシリーズに進める仕組みだ。
このワイルドカードゲームに進めるのが、ナショナルリーグではジャイアンツとナショナルズ。アメリカンリーグは接戦で見通すのは困難だが、レッドソックスとレイズが進むと予測した。
この結果ではポストシーズンに進める日本人選手は、ドジャースの前田健太とレッドソックスの上原、田沢だけ。でも他の日本人選手、イチローや岩隈久志らの勇姿だって見たい。
夢の大舞台メジャーリーグ。日本人選手の大活躍で、ビュキエ・ブルース准教授の試算を是非打ち破って欲しい!
取材・文 山下 祐司
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