モテたいなら制汗剤 「男らしさ」がアップする意外な“副作用”
「男らしく見てもらえない」そんな悩みをお持ちのあなたに朗報。今すぐ制汗剤(デオドラント)をつけることをお勧めする。
スポンサーリンクいよいよ梅雨がやってきた。湿度の上昇とともに不快指数は高まるいっぽうだ。じっとしていても汗ばむこの季節は、「におい」の原因となる細菌も増えやすい。
ということで大量のCMが流れ、いまや必需品となった制汗剤(デオドラント)の季節でもある。
この制汗剤の意外な”副作用”を英・スターリング大学が明らかにし6月に発表した。
異性のにおいに関しては、女は男よりもはるかに敏感らしい。男性は制汗剤をつけたほうが、女性から「男らしく」みられるのだ。
実験では、男女それぞれ20人の、制汗剤をつけた場合とつけない場合の両方の体臭のサンプルを男女239人の協力者に嗅いでもらい、「男っぽい」か「女っぽい」か、においで評価。
また同じ男女合計40人の顔写真を130人の協力者に見せ、同じように「男っぽい」外見か「女っぽい」外見から判定してもらった。
男性の協力者は20人の女性の体臭について、全員が「制汗剤をつけている方が女っぽい」と回答した。しかし、女性は男性のように単純ではない。
制汗剤をつけていないと顔写真で男らしさが高いと評価された人と、体臭の男らしさが高いと評価された人はほぼ一致していた。
ところが、制汗剤をつけた途端、外見、においともに男らしさが低かった男性の評価が急上昇したのである。しかし、もともと男らしいとにおいで評価された男性については、制汗剤をつけてもアップしなかった。
一方、研究に参加した男女は、女性が制汗剤をつけてもつけなくても評価はほぼ変わらなかった。どうやら女性は男性のにおいにとくべつ鼻がきくようだ。
実験の結果をまとめると、もともと男っぽい人には効果がないが、男らしくない男性は制汗剤をつけると「男らしさ」をアゲることができる。女性はだれもが制汗剤をつけると「女らしさ」がアガる。
実験に用いた制汗剤は特別なものではなく、彼、彼女らが普段使っているのをそのまま利用してもらった。
女性にてっとり早く男らしさをアピールしたいなら、筋トレよりもまずはお手軽な制汗剤からためしてみよう。
取材・文 岡 真由美
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