「ICCオープン・スペース2016」 テーマは“メディア・コンシャス”
2016年5月28日(土)から、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]で、「オープン・スペース2016 メディア・コンシャス」が開催されている。
スポンサーリンク新進作家紹介コーナーから、アルス・エレクトロニカ受賞作品も輩出
――今注目している新人アーティストは?
「オープン・スペースでは、新進作家を紹介する「エマージェンシーズ!」というコーナーを設けていて、展示期間中、3組の作品を紹介していきます。
メディア・アートという枠組みにこだわらず、若い作家の持つアイデアをメディア・アートの分野でも発揮して参入してきてほしいという希望も込めて、選考しています」
会場ではサウンド・アートの重鎮、藤本由紀夫氏のメディア・テクノロジーをテーマにした展示をラウンジで展開。ICCが外部機関と連携して、国際的なメディア・アートの文化交流を図るプロジェクトや、研究機関の技術開発を紹介するコーナーも設けられている。
畠中氏が「作家それぞれが、テクノロジーの捉え方やメディアに対する姿勢を持っている」と語った通り、作品性の幅広さを感じる展示内容だ。
VRやSR、インタラクティブな作品など、鑑賞者が体験できるものも多い。無料でこれだけの作品を鑑賞できるとは、なんとも贅沢!
メディアのあり方を考える場としてももちろん、普段見ている手法とは違う形でテクノロジーを体験する驚きを素直に楽しみたい。
□Information
会期:2016年5月28日(土)~2017年3月12日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
開館時間:午前11 時から午後6時
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日)、年末年始(12/29~1/4)、保守点検日(8/7、2/12)
入場無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
取材・文 石水 典子
【了】