面長の男性は危険な香り?! 生物学的“モテる”法則とは

バレンタインも近づき気もそぞろ。イケメンならばもてるのか? いや女性は顔つきから男らしさや将来性を無意識に計算して、あなたの価値を吟味しているのだ。

工樂真澄| Photo by Pakutaso

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男の人生は顔に表れる

モテる
強引なアプローチもときには効果的? 【写真:PAKUTASO】

 男性の顔の作りには、男性ホルモンである「テストステロン」が大いに関係している。

 顔比率で用いる「顔の横幅」とは左右の頬骨の最も端からの距離、「縦幅」とは眉から上唇までの距離のことで、思春期を迎える頃から大きく変化する。

 テストステロンの分泌量が多いほど顔比率は高くなる傾向があり、「男らしさ」のバロメーターとして性格や行動との関連性が調べられている。

 まず顔比率が高ければ高いほど、攻撃的な性格を示すことが指摘されている。

 テストステロンのレベルが高いということは、それだけ血気盛んだということでもある。
 
 さらに顔比率の高い男性は信用がおけない、協調性がない、偏見が強いなど、あまり社会的に好ましくない性格の持ち主らしい。

 ただし、これらの性格がうまく働く場合もある。

 例えば競争相手がいる場面ではその攻撃性が好ましい方向へと向かうらしく、成功しているアスリートや軍隊の指揮官、または企業のトップにはこの値が高めの人が多いという。

「危険な香りがする」というのは、ときには褒め言葉でもある。

 ほんの軽いアバンチュールを楽しむには、少々強引で男性ホルモンの匂いが漂うような男のほうがいい。

 だから女性は顔比率の高めの男性を選ぶのだ。

 しかしいざ結婚相手となると慎重になるのが女というもの。

 ニッコリと微笑みながら、「この人はいい夫になるだろうか」と心の中で顔比率を計算しているのだ。

 これらを全て無意識にやっているのだから、女性の眼力には驚かされる。

 男性諸氏は顔比率からご自身のタイプを分析して、これからの恋愛に生かしてみてはいかがだろう。

参考: Judging a man by the width of his face: the role of facial ratios and dominance in mate choice at speed-dating events.

参考: Men’s facial width-to-height ratio predicts aggression: a meta-analysis.

取材・文 工樂 真澄

【了】

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