【夏休みは自由研究・工作】水滴で咲かせるインクの花【100円ショップで科学作品!】
もうすぐ夏休み…といえば頭を悩ます宿題問題。「自由研究や工作、何にしようか…」そんなアナタに助け船。今回は、黒色や茶色の水性ペンから、いろんな色の模様をつくる実験をご紹介!
スポンサーリンク水性ペンのインクのひみつ:クロマトグラフィー
夏休みといえば、自由研究!自由工作!東大理学部卒・現役早大院生が、100円ショップなどで手に入る、身近な材料を使って他の人が知らない実験を紹介します。
今回は、黒色や茶色の水性ペンから、いろんな色の模様をつくる実験をやってみよう!
いろいろな色の絵具を混ぜて、黒色をつくったことはあるだろうか? ペンのインクは、それと同じようにいくつかの色の素(もと)を混ぜ合わせて、1つの色をつくっている。
黒インクがどんな色素からできているのか、簡単にわかる方法がある。色素の性質の違いから、色素を分けることができるのだ。この手法は「クロマトグラフィー」と言われ、最先端の研究でも使われている。
<用意するもの>
・水性ペン(黒、茶など暗い色がオススメ) 数本
・コーヒーフィルター(白色)
・醤油さし
・新聞紙など下に敷くもの
全て100円ショップでも手に入る。
ただし、水性ペンについては、いろいろなメーカーの商品を用意した方が面白い実験ができるだろう。
実験の準備は、あと1つだけ。コーヒーフィルターの片面に、水性ペンで簡単な文字や絵を描こう。
初めは、本当に簡単で良いだろう。ペンの種類や色を何回も変えながら、絵を描くのがいい。
そして、水を入れた醤油さしを用意すれば、準備は完了。
絵の真ん中に水滴を落とすスタンバイする。
水滴を落としたら、実験が始まるぞ!
【次ページ】実験開始!インクの花を咲かせよう!!
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