お年頃の娘の体重に触れてはダメ! 過剰に痩せたがるのはその一言のせい?

「ちょっと太ったんじゃない?」悪気のない親の一言が、年頃の娘の「痩せたい」願望を増大させると米・コーネル大学の研究チームが発表した。

岡真由美| Photo by Getty Images

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ダイエット
ガガ様も摂食障害だった【写真:Getty Images】

 世界中で行き過ぎたダイエットが問題になっている。

 ハリウッドセレブの歌手のケシャ、女優で歌手のデミ・ロヴァート、レディー・ガガなどが過去に摂食障害に苦しんでいたとカミングアウト。フランスでは昨年、ファッションモデルの痩せすぎが問題となり、BMI18以下のモデルの起用を禁じる法案がとうとう可決された。

 なぜダイエットが行き過ぎるのか?

 なんと親が娘のダイエットを助長させているらしいのだ。親が娘の体重について口を出しすぎると、ケシャやデミ・ロヴァートのような道を歩んでしまうかもしれない。

 米コーネル大学のコーネル・フード・アンド・ブランド研究所が6月に公開した研究結果によれば、親が娘の体重を話題にすればするほど、彼女が大人になった時により肥満になりやすく、また自分の体重にいつも不満を持つようになるという。

 調査は20歳から35歳の女性501人を対象に行われ、自分の体重についてどう思うか、また親がどのくらい頻繁に体重のことを話題にしたかを尋ねている。

「あなたの親は自分自身の体重を気にしていた」「親はあなたが食べ過ぎる(またはあまり食べない)としょっちゅう小言を言っていた」「親はあなたの体重をよく話題にしていた」などで、回答を「全く同意できない」から「強く同意する」までの9段階から選び、その点数を比較した。

 調査の結果、BMI値が25以下の普通体重の女性271人と、25を超える普通体重を上回る女性230人を比べると、普通体重の女性の場合「親が体重について話題にした」の回答の平均値が5.63だったのに対し、肥満女性の場合は7.70だった。

 普通体重の女性では「親に食べすぎと言われた」の回答の平均値が2.36だったが、肥満女性の場合は3.29だった。

 ちなみにBMIは体重を身長の二乗で割った数字で、BMI=22が標準体重とされている。

 興味深いのは、親に体重のことを話題にされていた女性は、痩せたい願望が高くなってしまうことだ。これは体重が普通、肥満のどちらのケースにも当てはまる。

 特に2人の標準体重の女性は、親があまり体重を話題にしなかった標準体重の女性たちが自分の体重に満足しているのに対し、今よりもさらに8.2ポンド(約3.7キロ)も減らしたいと答えている。

 つまり子ども時代に体重について親にとやかく言われた女性は、大人になるとより太りやすくなる。しかも太っていてもいなくても、自分の体に自信が持てなくなってしまうらしい。

 コーネル大学の研究者らは、「娘の太りすぎが気になるなら、『太るから食べるのをやめなさい』というのではなく、カラダにいい食事を勧めたり、親が自ら態度で正しい食生活を示したりするようにすべき」とアドバイスしている。

取材・文 岡 真由美

【了】

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