新生活にストレスを感じている貴方におススメ 公園の「アレ」で遊ぶと五月病が治る? 

新しい環境にも慣れ、緊張もほぐれるこの時期に不意に襲いかかる「五月病」。未然に防ぐ救世主はなんと身近にある、あの遊具だった。

工樂真澄| Photo by Getty Images

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「五月病」は強烈なストレスからの逃避行動

五月病
生涯ずっと「五月のまま」になりたくない
【写真:Getty Images】

 ゴールデンウィーク明けから新入生を襲う「五月病」。

 無気力、無関心、無感動が主症状で、努力の末やっと手に入れたはずの憧れの大学生活が、なぜかちっとも楽しくない。同様の症状は新社会人にも見られ、こちらは職場不適応症の一種だと考えられる。

 新たな環境で新たな人間関係を構築するという緊張感、そして親元を離れ自力で生活するという重責感が、強烈なストレスとなって若者を襲う。

 今まで経験したことのない強いストレスから身を守るための逃避行動が、無気力なのだ。

 ほとんどの場合は夏休み頃には自然に治ってしまう。この時期さえ乗り越えられれば、あとはバラ色の大学生活だ。

 ただしこじらせると、うつやひきこもりになる場合もあり、悪化すれば人生を棒に振りかねない。

 内閣府の調査によれば、15歳から40歳までの「ふだんは家にいて、趣味の用事でだけ外出する」という広義の「ひきこもり」は全国に70万人ほどもいる。

 ひきこもった原因で最も多いのが「職場に馴染めなかった」。これが約4分の1を占める。さらに「大学に馴染めなかった」という理由のひきこもりは約7%で、五月病発症者はひきこもり予備軍でもある。

 欧米では新学期が9月から始まるから五月病とは言わないが、同様の症状が「ホームシック」という形で表れる。ホームシックに陥ると大学をドロップアウトする確率が通常の3倍になるそうで、生涯ずっと「五月のまま」になってしまう可能性もあるのだ。

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