ハザードを攻略する力を身につけろ! 日本科学未来館が常設展示を大幅リニューアル

日本科学未来館が、2016年4月20日にリニューアルオープン。開館15周年を記念して、常設展示のスペース約半分ものエリアが更新された。

石水典子| Photo by Noriko Ishimizu

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新設された展示は6点。開館して以来の大幅なリニューアルとなる

未来館
3階と5階の常設展入り口にあるミライゲートとセカイゲート。座ることもできるディスプレイは、撮影スポットになっている
【画像:石水典子】

 日本未来科学館(以下 未来館)の新しいコンテンツは、今までウリにしていた体験型から、経験型、思考型に一新された。

 展示企画開発課 課長の内田まほろさんによると、展示の開発チームは「ただ体験して終わっていいのか」という疑問を抱えていて、この機会に来場者が未来に行動する力を促すような展示に変えたのだそうだ。
 
 今回大きく変わったのは3階と5階の展示となる。

 まず3階の新作は、ノーベル賞の授賞者からのメッセージを紹介する「ノーベルQ」と「未来逆算思考」だ。

未来館
「未来逆算思考」ルートを指定する時に山の向こう側は見えないため、事前にいろいろな角度から見ないとリスクヘッジできないようになっている
【画像:石水典子】

「未来逆算思考」はゲーム形式の展示になる。理想の未来や目標になるものを思い描き、今から何ができるのか現在にさかのぼって考える思考法を「バックキャスティング」という。

 この展示では「水」「魚」「エネルギー」「芸術」といった8つのテーマが用意されていて、選んだテーマの資源や資産を、50年後の子孫に残せることができればクリアだ。

 まず1人1枚ワークシートを取り、8つの問いかけの中から1つ選択する。

未来館
現実にある要素を取り入れているため、ゲームとはいえ失敗したときのショックは大きい
【画像:石水典子】

 ゲームのディスプレイの画像は今から50年先までの時の流れを表している。「障害」や「進歩」が表示されているので、子孫に手渡すためのルートを指定する前によく観察するのだ。

 うまく50年後に資源・資産を送り届ければいいが、ルートの指定に失敗すると、「送り届けられませんでした」という表示が出る。その場合未来の子孫と研究者から届くメッセージを読んで、ゲーム終了だ。

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