恐竜アイドル・生田晴香 いかにして私は恐竜を愛するようになったのか?

世の中、いろいろなアイドルがいるが、生田さんは恐竜アイドル。好きが昂じて、全日本恐竜検定2級を取得、福井県立恐竜博物館では、恐竜博士に認定されているのだ。

川口友万| Photo by Haruka Ikuta

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恐竜は美の頂点だ!

生田
生田晴香
恐竜アイドル、タレント、モデル。ロレンスで恐竜コラム掲載中。
全日本恐竜検定2級、アニマルプラネット恐竜検定3級、恐竜博士(福井県立恐竜博物館認定)
最近はサバゲ―にはまっている。
恐竜コラム「はるるの萌え萌え恐竜」
公式サイト「萌え恐竜会?」
【写真提供:生田晴香】

「ゲーセンに遊びに行った時に、ゴジラのぬいぐるみが置いてありまして。ひとめぼれしちゃって、こんなわかいいの見たことないと思って」

 ゴジラ?

「こんなすげえ美しい生き物、素晴らしいなあと思って」

 ゴジラが?

「そうしたら恐竜がいるじゃないですか! 恐竜がどれも美しい! こんなに美しい生き物がいるんだ! 恐竜は美の頂点だ!」

 怖がらせようと思って、東宝もがんばったのだと思いますが、世の中にゾンビをかわいいと言う人もいますしね。恐竜はたしかに美しいですよ、機能的で無駄がない。究極の殺戮マシンですよね。

「人間ってば…地球が誕生して今わかってるすべての生き物を見てきましたが、恐竜ほど素晴らしい生き物は確認できませんでした。恐竜様ですよ」

 のめり込むなあ。

「人間って肺で吸って吐いてで、ヨガでもしないと空気が肺の奥まで行かないじゃないですか」

 行きませんね。

「鳥類や一部の恐竜(獣脚類といわれる肉食恐竜や、首と尻尾が長い竜脚形類)は気嚢という呼吸器官があります。

 気嚢はポンプのように働くので、常に新鮮な空気を取り入れることができます。体の軽量化にもなっているのです」

 一部の恐竜の体の中は気嚢が入り込んでいるので大きさのわりに軽く、体の中で熱を発散でき、だから巨大化することができたのだ。

「ゴジラが好きで、学名にゴジラと名前を付けられた恐竜もいるんですよ。ゴジラサウルスという」

生田
恐竜にはまったきっかけは、ゴジラのぬいぐるみ
【写真提供:生田晴香】

 恐竜マニア=ゴジラファンなんですかねえ。

 恐竜というと鈍重な爬虫類のイメージだったのが、映画「ジュラシックパーク」以降、敏捷な生きものへとイメージが変わりましたね。

「昔の恐竜像はゴジラみたいに立っていたと思われていましたが、尻尾を引きずった後が見つかってないんですよね」

 あ、そういうことなんですか?

「研究結果でやじろべえみたいに頭としっぽでバランスをとっていたことがわかっています」

 足は速かったんですか?

「うーむ。他に速いライバルがいなかったらそんなに足が速い必要はないですよね」

 ない……ですね。

「足跡から足の速さがわかるという人もいますが、足跡が残るところって沼地みたいな足場が悪いところですし、そこでそんな走ってたのか問題です」

 なるほど。

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