数学への苦手意識は笑いで解決? 数学の面白さ、わかりやすさを追究する「全国お笑い数学サミット」開催

6月26日に「全国お笑い数学サミット」が開催される。ゲストとして壇上にあがる横山明日希がイベント内容を紹介する

横山明日希| Photo by Asuki Yokoyama

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 あなたはこのような経験はありませんでしたか。

 中学数学のはじめの頃に出てくる”絶対値”という言葉で少しつまずき、複雑な平面図形が出てきて戸惑い、証明問題で根をあげる。

 そして、高校数学になって抽象度が増し、使う記号の数がどんどん増え、挙げ句の果てには淡々と説明する数学教師……このようにして、数学に対する苦手意識が生まれます。

 苦手意識を無くす一つの方法としては、数学に対する興味のとっかかりを作る必要があります。

「不思議だな」と思う性質や「面白いな」と思うエピソード、もしくは「この数学の先生面白い」でもよいのです。

 6月26日に初めて開催される「全国お笑い数学サミット」では、塾講師、数学教師芸人をはじめとした数学をテーマに活動をしている人が集まり「どうやったら数学を面白く分かりやすく理解できるか」を考えます。

 前半戦は笑えてタメになるお笑い数学ネタの披露、後半は皆様からの疑問質問に答えるお笑い数学トークという構成になります。

・数学的帰納法を面白く分かりやすく理解するためにどんな例を出したらよい?

・分数の割り算、分母分子をひっくり返す理由を面白く説明する方法は?

・確率の面白いポイント、不思議なポイントってどこ?

 数学の各分野で多くの人がつまづくであろう内容をテーマにしてディスカッションをしていきます。

 また、このディスカッション以外にも、ゲストによる「数学が面白いと思える数学ネタの披露」の時間も用意されており、新しい数学の魅力を知れる機会となるでしょう。

 筆者もゲストとして参加し数学ネタを披露します。

 数学という分野は非常に奥が深く、生半可な気持ちで取りかかるとその奥の深さに人は魅了されながらも苦戦する人がほとんどかもしれません。

 まだまだ解明されてない事ばかりですし、数学を研究している人も今分かっている数学をすべて知っているわけでもなく、一つ二つの分野に特化した研究をしている人達が大多数です。

 数学は「もっと誰もが自分なりの楽しみ方をしていい分野」です。

 ぜひ、今回開催されるお笑い数学サミットで一つだけでも面白いと感じる話があったら、その話をぜひ周りに広げつつ「数学好きかも」と添えてみて下さい。

第1回『全国お笑い数学サミット』
[日時]2016年6月26日(日)
[会場]池袋本町第二区民集会室1階会議室(東京都豊島区池袋本町1-40-7)
[アクセス]東武東上線北池袋駅から徒歩1分(池袋駅から徒歩19分)
[参加費]大人500円(資料等の実費として)/高校生以下無料
申し込みはこちら⇒https://goo.gl/b5ImzX

文・横山 明日希

【了】

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