雨の中を疾走するレクサスを体感するアート 「White Rain for LEXUS」
空間に繊細な水玉が弾けてゆく。「White Rain for LEXUS」の体感者は、光が雨粒となって降り注ぐスポーツセダンの疾走感を味わえる。
スポンサーリンク「ドライバーの意思に車が応える一体感や、スポーツセダンを運転する楽しさを表現しています」
「都市をテクノロジーアートで実装する」をコンセプトに、テクノロジーカルチャーの祭典「MEDIA AMBITION TOKYO 2016(以下MAT)」が開催中だ。会場は六本木ヒルズを基点として、都内各所で展示やトークイベントが行われている。
青山にあるレクサスのブランド体験スペース「INTERSECT BY LEXUS」の展示は「White Rain for LEXUS」。
雨の中を疾走するレクサスからインスパイアされて制作したインスタレーションだ。ホログラムに手を掲げると水玉がはじけ、24本のLEDバーが変化。車体の曲線に合わせて、光が跳ね上がっていく。
作品を制作したLUCENTは、光をテーマにしたインスタレーションを手掛けていて、繊細な表現が持ち味だ。今回の展示では、LEDバーと光を反射するアクリルのバーを組み合わせて配置。
プログラミングによる細やかなLEDの光と、アクリルの瑞々しい質感で降り注ぐ雨の繊細なきらめきを生み出している。
「車が主体の作品なので、どんな環境で走るのかということをまずは考え、人との関わりが見えるようにしました。
鑑賞する人がホログラフィーに働きかけることでレスポンスし、LEDの光で表した水しぶきが、車体に反射します。ドライバーの意思に車が応える一体感や、スポーツセダンを運転する楽しさを表現しています」(LUCENT代表 松尾高弘さん)
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