博士は取ったけれど? 『科学者維新塾 御茶ノ水』が塾生募集

博士号を取得した後、どんなキャリアパスがあるのか? 博士のための博士の講義が始まる。

編集部| Photo by Kashinjyuku

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科新塾
第6期科学者維新塾HP
【画像:科学者維新塾】

 ポスドクの問題がシビアだ。以前、物理学会の人材担当者に話を聞いたが、学会としては就職斡旋のノウハウがない。

 そこで就職斡旋会社に丸投げしたものの、まったく改善は見られず、問題がどこにあるのかさえも見えていないようだった。

 実際のところ、ピュアサイエンスで博士号を取った場合、民間企業への就職は難しいし、本人もそれを望まないだろう。

 そうなると数の少ない公的な職の取り合いになってしまう。そこで失敗すると、5年ごとのプロジェクトで技官代わりにたらい回しにされ、飼い殺しになってしまうわけだ。

 しかし、道はもっと外にあるだろうというのが、『科学者維新塾』の提議である。同塾では、現在、第6期塾生を募集中だ。

 科学者維新塾は大阪大学の河田聡教授を塾長とする民間団体。毎月1回の講義とグループワークで構成され、5月28日(土)開催の第1回から来年2月18日(土)の第9回まで予定されている。

 博士号を持ち、大学の研究室に残る以外の道、政治家、起業家、サイエンスコミュニケーター、小説家などで成功した人は多い。

芥川賞作家の円城塔氏が複雑系の研究者で、デビュー作の『オブ・ザ・ベースボール』が、先が見えないまま、大学で才能を浪費して行く博士たちの生活の隠喩だというのは、知る人ぞ知る話である。

 そうした成功者の話を聞き、視野を広げ、自らの才能を拓く道を探そうというのが『科学者維新塾』だ。

 博士号をとって、才能がもっとも輝く時期を浪人と下働きで過ごすなんて、個人としても社会としても、もったいないだろうという話である。

税金をつぎ込んで、何をやっているんだという話でもある。博士たちの才能には税金がかかっているのだ。

 だから維新塾であり、塾生は日本の科学界に変革をもたらす志士になって欲しいということなのだ。

 第1回目は無料で体験できる。プログラムは以下。

 博士だけではなく、これから博士号をとろうかどうしようか、悩んでいる修士生や学部生、すでに社会人として働いてるが転職を考えている博士号取得者や博士というキャリアに興味ある方まで、1回目は説明会も兼ねているので、まず参加してはどうだろうか?

『科学者維新塾 御茶ノ水 第1回講義』
【日時】 平成28年5月28日(土) 14:00~17:00

【会場】 日本大学駿河台キャンパス 5号館524会議室

【内容】 14:00- 『私が科新塾を始めた理由』(塾長・河田聡)
     15:30- グループワーク『夢と博士』
     17:00- 懇親会(参加自由、会費1,000円)

【対象】 大学生、大学院生、博士取得者、博士進学や博士のキャリアに興味がある人

【費用】 無料
(2回目以降は年間受講料:大学生7,500円、院生10,000円、社会人・学振DC等15,000円)

【申し込み】kashinjuku.t@gmail.com まで所属と氏名をご連絡ください。

【申込締切】 当日まで(応募者多数の場合、募集を締め切る場合がございます)

【HP】 https://sites.google.com/site/kashinjukutokyo2012/

【問合せ先】第6期科学者維新塾・御茶ノ水 運営 
e-mail:kashinjuku.t@gmail.com

文・編集部

【了】

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