田原総一朗が「ショーンKを復活させろ」 ネットとテレビは本当に融合できるのか
メディアの未来がみえてきた。ジャーナリスト・田原総一朗、ドワンゴ・夏野剛、日テレ・土屋敏男による「過激」なトークセッション。
スポンサーリンクAbemaTV(アベマTV)のインパクト
自由にもの言えるはずのインターネットには非難を殺到させるメカニズムが存在する。
テレビなら非難はあっても表にでることは少ない。それゆえに、テレビなりの長所はいまだ健在だ。
フジテレビの朝の情報番組「とくダネ!」でもコメンテーターをつとめる夏野氏は、テレビの利点は幻想の信頼性だと話す。
そして、関東地区ならテレビ1%の視聴率は40万人に相当すると言われ、テレビの影響力は以前大きい。
「間違った事実にもとづいてしゃべっている人がいないはずだと思われている。
テレビは事実にもとづいてものを言っている人を出しているはずだ、という信頼がある。そこを守らなきゃ」
一方で、テクノロジーは進化する。現在、注目されるのはスマホに最適化されたインターネットテレビAbemaTV(アベマTV)の登場だ。
開局から1ヶ月もかからずにスマホのアプリが200万以上ダウンロードされ話題になっている。スマホを中心のネット環境はもっと強まる。
田原氏は「朝まで生テレビ」とそっくりな開局記念番組・「スマホで朝生」で司会をつとめ、夏野氏も出演した。
夏野氏は「テレビが重要で、(アベマTVは)テレ朝とサイバーエージェントの合弁事業で、半分テレビの血が入っている。ああいうのができるといいと思う」と語る。土屋氏はアベマTVのインパクトから未来を予測する。
「アベマTVを見たときに、将来的にテレビ朝日に名前を変えると思った。テレ朝になる。テレビがインターネットで配信路をもって、報道をふくめた製作プロダクションがああいうかたちで出てくるのはすごく自然。TBSも日本テレビもNHKもみんなやる」
紙からラジオ、テレビ、インターネットと新しいテクノロジーで新しいメディアが生まれるたびに、社会は大きな影響を受ける。
最後に、田原氏がメディアの違いを「やっぱりテレビはあなたがた、ラジオはあなたなの」とのコメントを発する。
テレビは大衆に向けて、ラジオは個人に向けてメッセージを送るメディアなのだ。
唐突にラジオがでてきたのは、イベント主催するFMラジオ局J-WAVEの「特命」をうけた司会者がラジオの話題をふり続けた「成果」だ。
実は、激しいトークの応酬で長い間、ラジオの存在がかき消されていたのだ。
夏野氏は今のラジオは過激だと紹介し、それはリスクをとっている証拠だと評価した。そして、最後に極めつけのコメントを出す。会場は大きな拍手に包まれ、一気に盛り上がった。
「J-WAVEに是非お願いがある。ショーンKを復活させてください。でもDJとしてはすばらしい。リスクをとったことをどんどんやってほしい」
「僕もJ-WAVEのショーンKさんの番組にでたことがある。よく勉強している。よい声だし。あんだけ勉強すれば、こんだけしゃべれるというすごい人」(土屋氏)
そして、ショーンKの番組に2回出演しているという田原氏がこう締めくくる。
「ショーンKを復活させろ」
J-WAVEはこの援護射撃を生かせるか!?
取材・文 山下 祐司
【了】