「3」が好かれる理由は多様？　多角的に好かれる魔性の数字

「3」がなぜ人気を集めたのか？　「3」を好きだと答えた人の理由をいくつか抜粋する。

・1、2、3、たくさん……と昔の人も言っているように、ぱっと認知できる最小の単位

・奇数で最初の素数だから

・奇数で素数なところが好き

・形が可愛くて書くたびに楽しいから

・なんとなく丸い印象。安心感がある

・バランスが良い

・なんとなく

「3」が好きな理由はいくつかのパターンに分類される。
　
　一つ目は「奇数」「素数」など数学的性質、二つ目は形や印象など見た目などの雰囲気、そして三つ目はバランスがよいというパターンだ（ちなみにここには記載していないが、「1」から「12」までの数字には「自分の誕生月だから」という理由も含まれていたが、今回は本筋からズレるので言及はここまでにしておく）。

「3」という数字は意外と多様な愛され方をしているのかもしれない。

「3」は「奇数のうち最初の素数」であり、他にも数学的性質を多く持つ数字である。また、前述の通り数学的性質以外にも「3」にまつわる事象が多くある。

・三原色、物質の三態など、物理的性質にも「3」が多く潜む

・三位一体、三神一体と宗教にも「3」が多く絡む

・建築物の骨組みは「三」角形が基本。三角形の構造の方が頑丈になる

・スポーツでも3ストライクでアウト、ボールを持って3歩歩くとトラベリング、カウント3で勝負ありなど「3」が意外と多い

　スポーツのルールにおいて「3」という数字が使われているのは人間が後から作り上げた「3」であると言えるが、三原色や建築物において頑丈な骨組みの形が三角形というのは我々人間が作ったのではなく「3」が元来持つ性質と言えるだろう。

　自然にとっても、「3」は非常に美しい数字なのだ。

　イギリスでは「7」という数字が好かれているという説もある。国柄、社会背景などの違いで好かれる数字が異なるのかもしれない。

　今回の調査でも、若干の男女差を見ることが出来た。今後、引き続き掘り下げて行く必要があるかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【次回更新は3月20日】

取材・文　横山　明日希

【了】