夏こそ自由研究で科学センスをみがこう ~びっくりするほど簡単編~

科学を進歩させる新発見のしっぽをつかむには、変化に気づける観察力が欠かせません。夏休みは観察力をみがけるチャレンジパート2です。

山下祐司| Photo by Yuji Yamashita

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育てる楽しさを見出そう

サカタ02
土をほぐしたらこの部分をカットして水の通り道をつくります

①土づくり

 箱から圧縮されたココヤシ培養土と栽培容器を取り出す。ココヤシ培養土はヤシの殻を砕いて発酵させ、圧縮乾燥でコンパクトにしたもの。

 容器の中に培養土をセットして徐々に水をかけて土を膨らませます。

 10分ほどまって十分に膨らんだら土を掘り起こしてまぜます。

 容器の底の角を対角線で2ヶ所切り取り、水の通り道を確保します。そして受け皿にのせます。

サカタ02
7種類の野菜が入っているので種の色も多様です

(清水さんのアドバイス)

「土にしっかりと水を含ませつつ、容器内に水がたまりすぎないように徐々に水をいれてください」

②タネまき

 今回は数種類のアブラナ科が混ざっている「スピーディベジタブル・ベビーサラダミックス」を使います。

 タネが密集しないようにパラパラとまきます。上からかける土は必要ありません。

(清水さんのアドバイス)

「タネが動いてしまわないように、かるく表面だけなでるイメージで混ぜます。そしてやさしくおさえて下さい」

 これだけで終了です。48時間後にはこれだけ芽吹きます!!

サカタ02
なるべく均等に広がるように種をまき、軽くなでるイメージで土を少しかぶせやさしくおさえます

 夏休み中の収穫に間に合わない可能性もありますが、それも含めて考察して楽しみましょう。

育て方のポイント

・芽が出てきたら、表面が乾かない程度に水をあげる。成長したら朝、夜の1日2回が目安。
・室外で育てるのがベスト。室内で育てるなら必ず窓際で。紫外線カットなどの特殊なガラスを通過した光は育成に向きません。
・室内外で育てるどちらのケースでも風通しが重要です。植物を育てるなら水と太陽と風通し。

~清水さんからのメッセージ~

「土いじりを試したいけれど抵抗感がある人は、ぜひ、この「スピーディベジタブル・袋で育てるはじめてセットを試してみてください」

【サカタのタネ】
・ガーデンセンター横浜
・サカタのタネっと

取材・文 山下 祐司

【了】

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