悲鳴が耳元で! 超臨場感バイノーラル録音のお化け屋敷を訪問

新宿・方南町にある常設型お化け屋敷の『迷図』の期間限定イベント『鍵鎖入院』では、立体音響=バイノーラル録音が恐怖でズンドコだ!

川口友万| Photo by Tomokazu kawaguchi

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吊り橋効果なんて嘘だ、我々は戦うぞ、おーっ!

オバケン
いちいち怖い。お化け屋敷だから当たり前だけど、怖い。
【撮影:川口友万】

 心理学のネタに『吊り橋効果』がある。

 カップルが吊り橋を渡ると仲良くなるという心理効果で、コロンビア大学で1974年に発表された「SOME EVIDENCE FOR HEIGHTENED SEXUALATTRACTION UNDER CONDITIONS OF HIGH ANXIETY」(不安が高まると性的な興奮が高まるという実例)という論文に拠る。

 18~35才の男性に川にかかった木製の吊り橋(すごく揺れて狭くて、落ちると思ってしまうと論文にある)を渡ってもらい、その途中で女性と男性のインタビューアーから心理学の質問を受け、もし関心があれば連絡をくださいと電話番号を渡される。

 一方で揺れない安定した橋でも同じ実験したところ、橋が揺れた方の女性インタビューアーに電話がより多くかかって来たのだそうだ。

 恐怖でドキドキすると、脳がそれを恋愛のドキドキと取り違えるらしい。男たちはインタビューアーに惚れた勘違いしたわけだ。

 というわけで、アイドルと一緒にお化け屋敷である。吊り橋効果を期待して何が悪かろうか?

 しかし、モノには限度があるんだと、今回のことでわかった。

 そっちは?

「何もいません」

 ドアを開けるぞ。

「下がります」

 途中からあまりに怖くてどうかなっちゃたのだろう、懐中電灯を構え、我々はジャック・バウアー状態である。ドアをそっと開け、懐中電灯を突っ込み、クリア!

 恐がって逃げるより戦う方がマシだと判断したのか、恋愛? 何それ? 恐怖のドキドキを戦いのドキドキと取り違えている。カップルじゃなくて、戦術チームになってしまった。

オバケン
ミッション終了でぐったりの高実茉衣さん。最近、空手を習っている。
「高実茉衣のこあく茉衣にゃん茉衣ペースブログ」
【撮影:川口友万】

「右回し蹴り出します」

 だから、それはやめて。ホントの病院に入れられます。

 結局、鍵は手に入ったものの、出口が見つからずにタイムアップ。リベンジに何回も来るお客さんがいるのも、よくわかる。次は脱出する! 

 汗ダラダラで、ものすごく疲れたが、大変に面白かった。仕事や生活に愚痴ばっか言ってる人を、ぜひ連れてきたらいい。脳みそのもやが晴れて、やたら元気になります!

取材・文 川口 友万

【了】

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