【食べる科学実験】第1回 電気肉、NHKの『ガッテン!』でガッテンされる(全3回)

電気肉、電気肉と騒いでいたら、4月27日、NHKの『ガッテン!』で紹介されることに! その顛末を紹介する。

川口友万| Photo by Taniguchi Masahiko,Tomokazu Kawaguchi|シリーズ:食べる科学実験

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パンを毎日200枚焼いた調理班

ガッテン
ここでNHKの科学番組が下ごしらえされているのだ
【写真:川口友万】

 せっかくNHKに来たので、NHK的なところを見たい。見たいなあ~と言ったら、連れて行かれたのが『物理・化学実験準備室』。科学番組の工房だ。

 中に入ると目玉のシールが貼られたキャベツが。何かの実験中らしい。こういう裏方の仕事を見るとドキドキする。

 何でもそうだが、パッケージに入れられ、キレイに包装されたものは、パッケージにできるように無難なものになる。一番わくわくする部分はそぎ落とされてしまう。

 『ガッテン!』のチームはトーストの焼き方を検証している真っ最中。パンを焼いては内部温度を測っている。

 料理担当のスタッフに大変ですねえと声をかけたら、

ガッテン
『オーラ!? 不思議なキルリアン写真の世界』(撮影:谷口雅彦/実験:川口友万 双葉社)より、光るサバ寿司(笑)

「ここ1カ月はずっとパンを焼いては温度を測っています」

 なんでも、トーストの実験のために調理班は1日平均200枚の食パンをほぼ2ヶ月焼き続けているのだそうで。

 どんだけパンが好きなんだ。そういう話ではないのか。

 それにしてもすごいな、ガッテン! どこぞの論文を孫引きするんじゃなくて、本当に実験しているんだ。

取材・文 川口 友万

【第2回に続く】

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